伊豆急線と河津桜
1955年(昭和30年)頃、飯田勝美氏(故人)が河津川の河原でさくらの苗木を偶然発見し、飯田家の庭先に植えました。 それが原木です。1966年(昭和41年)から開花がみられ、その後、学術調査で新種と判明し、1974年に「カワヅザクラ」と命名されました。 オオシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配種といわれ、1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜です。 花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃く、開花期間も1ヶ月と長いのが特徴です。 河津駅近くの河口から河津川に沿って、河津桜並木が約4Km続いており、2~3月の「河津桜まつり」期間中は夜桜もライトアップされ、 ひと足早い春の訪れを感じられることから、大勢の観光客で賑わいます。