河津城址公園
伊豆急「河津駅」の北東側に城山と言われる標高181mの小さな山があります。かつて戦国時代の始め、頂上に河津城があり、足利氏の血を引く蔭山勘解由(かげゆ)により築かれた砦だと言われています。言い伝えによれば1491年の戦(いくさ)で、北条早雲の伊豆攻略軍に山のふもとから火攻めを受けたそうです。山頂であり、すぐに水がつき大量の兵糧米により山頂から火を消そうとしたが、あえなく落城しました。本郭からは、貯蔵庫の跡らしきものが見つかっています。城山の山頂では、今でも土の中から焼けた米を拾うことが出来ます。2月の下旬には山頂の河津桜がピンク色に染まり、頂上には展望台があるので、相模湾から河津川、天城山への俯瞰(ふかん)の眺めは素晴らしいものがあります。ハイキングコースは河津駅の近くのマンションの脇に入り口があり、行程920m、約25~35分で頂上までたどることが出来ます。