河津平安の仏像展示館の仏像群(つづき)

伊豆ならんだの里 河津平安の仏像展示館は1,000年前もの

とび抜けて古い仏像が、これだけ数が多く保存されている

こと、またケースには入れず直に見ることが出来、来館者

の評判もよく、みなさんも興味深く見学されております。

南禅寺の本尊、薬師如来坐像は平安時代前期、9世紀後半~

10世紀(1,100~1,150年前)の仏像で、静岡県内最古です。

像高117.7cmの大型で間近に見学できます。

写真は薬師如来坐像※(オープン前に特別に撮影許可を頂きました)

薬師如来坐像.jpg

次にヨーロッパで絶賛された二天立像です。ギリシャ彫刻に

匹敵する、と西ドイツ、スイス、スウェーデン等ヨーロッパ

巡回展に出展され、絶賛された名品です。

写真は二天立像※(オープン前に特別に撮影許可を頂きました)

仏像展示館2.jpg
二天立像.jpg二天立像2.jpg

次は不動明王、10世紀の像で伊豆で一番古い不動明王、座って

いる像で髪をお下げにしている、また村人に降りかかる災い、災

害、疫病、魔物を焼き払う、追い払うよう怖い顔をしています。

守り仏です。

不動明王坐像.jpg

永享(1432年)山津波により堂や仏像が埋没、その後土中から

地元の人々により掘り起こされた。その中に破損物がり、腕とか

足とか断片が10体ほど掘り出されています。当時、等身大以上

のものは掘り出されていないが、はるかに大きい腕などが有り、

かなり大きな仏像もあったといわれています。また、京都や千葉、

宮城、その他の地域などに、ならんだの里から仏像が流れた事が

伝えられており、いかに多くの仏像があったか感じさせてくれます。

写真は腕部分などの断片

腕部分.jpg腕部分2.jpg


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