河津圧縮空気エネルギー貯蔵試験所(CAES)

伊豆半島河津町には、風力発電機が21基あります。
東京電力㈱で11基、㈱ユーラスエナジーで10基すでに運転しています。
本日は、この風力発電施設の近くで『河津圧縮空気エネルギー貯蔵試験所』
の開所式が行われ、出席してきました。
IMG_7655
IMG_7656

近くに行くと、高さ11.2m、52基の空気タンクがまるでミサイル基地の
ようにそびえたっています。一般社団法人エネルギー総合研究所様が東京電力㈱、
早稲田大学と研究を進めており、今後2年間実証実験を行う、とのことです。IMG_7651

世界で初めての設備で、空気を圧縮し、高温・高圧の空気を作り高温の熱媒(油)と
高圧空気に分離して貯蔵する。電気が必要な時、熱交換により高温・高圧の空気を
作り、これにより発電機を回転させることで発電する。風力の発電の出力が下がった
時に補うもので、この施設は蓄電池の役割をします。
IMG_7652
IMG_7654

施設の出力容量は500kw X2 =1,000kwで、家庭の電気約250軒分です。
貯蔵施設であり、排出物は水が少し排出されるだけと聞いております。風力発電、
太陽光発電などの再生可能エネルギーは発電変動があり、それを補うため電力会社
では火力発電所の増設の必要があります。今後このようなエネルギー貯蔵設備が各所
に設置される時が早く訪れると思います。
IMG_7658


0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA